Berwick 3680
履きはじめて1年ほど経ったので、色々レビューしてみます。
靴について
スペインの革靴ブランドBerwick1707のプレーントゥです。
アッパーの革はROISというワックスコーティングがなされた革で、ガラスレザーのように光沢が強いけどワックスなので油分が浸透する革になります。
ソールがJR(Joh.Rendenbach)社のオークバークで、硬めのしっかりした靴底になっています。
Berwick1707 | プレーントゥ コーティングレザー | 3680ROJRBK – バーウィックジャパン オンラインストア
良かった点
履き心地
この靴のラストが私の足に非常に合っており、履き心地が良かったです。この靴に感動したこともあって革靴にハマった部分があります。
ソール
有名なJR社のソールで、歩くときにコツコツ音がなるような革靴らしい履き心地を楽しめたのは良かったです。
アッパーの革のツヤ感
これはこの革だからこその雰囲気でおもしろいと思いました。
悪かった点
左右で革質が違う
個体差の一種かと思いますが、靴の左右でアッパーの革質が結構違う印象です。
右足側はワックスコーティングが薄め?で深いシワが入りやすい印象です。
左足側はワックスコーティングがしっかりのっていて、光沢が強く、シワも入りにくい印象です。
特殊な革で手入れが難しい
私が手入れをしすぎたのだと思いますが、ワックスコーティングが徐々に落ちていってしまいました。
Tapirのレーダーオイルでの汚れ落としやクリームの塗布などを月1~2回程度行っていたのですが、今は履き皺の部分を中心に、かなり光沢が落ちてマットな質感になりました。この革の通常の経年劣化かもしれませんが。
コーティングを復活させようとワックスを塗るにしても芯材のない部分にワックスを塗るのは難しいですし、ワックスコーティングが剥げていく一方で、ちょっと付き合い方が難しい革だなーと思いました。
その他感想
アッパーの革はコーティングのため多少耐水性が高くて雨にも強そうなのですが、靴底はレザーなので雨に弱くて、結局靴全体では雨に弱くなっていて、「雨の日に耐えられるか?」という観点だとだいぶちぐはぐな設計のようにも思いました。
ハーフラバーを貼ればだいぶ雨に強くできると思うので今後はハーフラバーを貼ってみようと思っています。